【入浴日】2019/3/29
【所在地】長野県小諸市古城中棚
【泉質】アルカリ性単純温泉(自家源泉)ph8.6
2湯目は、今回の旅の目的地、先日紹介した温泉ソムリエオフ会in TOKYOのジャンケン大会で温泉達人会の飯出会長より授かった極上温泉宿ペア宿泊券を利用させて頂き、小諸「中棚荘」にお邪魔しました。
こちらは島崎藤村ゆかりの宿で、信州の自然豊かな山間に囲まれ、ひっそりと佇んでいます。
前庭で中棚荘のアイドル やぎのドキンちゃんが出迎えてくれます。
ロビーには暖炉があり、小諸の歴史や島崎藤村の原書が書棚に置かれ、手に取って眺めることが出来ます。
温泉は中棚荘の高台にあります。
浴室は内湯と露天に分かれており、内湯は10月~5月「初恋りんご風呂」が楽しめます。この“初恋”も島崎藤村の著書「初恋」がモチーフとなっているそうです。
浴室までの小路の途中には飲泉休憩所があります。
こちらの飲泉は胃の粘膜に弱い刺激を与える性質があり、慢性胃腸病、慢性便秘、リューマチ、腰痛、関節・筋肉障害、神経障害などに効果があるそうです。
源泉の泉温が38.2℃の為、内湯は湯冷めを防ぐ為、加温循環。露店はかけ流しだそうです。
内湯でお湯の波間にぷかぷか漂うりんごを眺めて、旅の疲れに一息つきます。
露天風呂は手前からかけ流しで奥の浴槽の端から贅沢な源泉を滔々と溢れさせている為、手前側がほぼ源泉の泉温、奥側は36℃前後のぬる湯となっています。
露店には打たせ湯もあり、小諸の町並みと浅間山系の山並みを楽しめます。
内湯でしっかり温まり、露天で源泉にゆったり浸かって、心ゆくまで美肌のアルカリ泉を楽しめます。
この日は夕景を見ながら1湯、朝日の昇るのを見ながら2湯と頂きました。
湯上りにロビーの暖炉の火起こしをやっていて、宿のご主人より「やってみますか?」と勧められ、朝食までのひととき、暖炉の火起こしを楽しみました。
都会では焚火等で直火を使う事がほとんど無い為、息子ともども貴重な体験でした。
食事も大変美味で想い出深いものでしたが、こちらは実際のご宿泊の際のお楽しみという事で。
今回のような機会に恵まれた事を感謝し、この場をお借りして温泉ソムリエ協会の遠間家元並びにこちらの宿泊券をご手配頂いた温泉達人会の代表 飯出先生に御礼申し上げます。
(御礼と入力すると「温冷」と出て来るのはココだけの話ですw)
※浴室内の写真はどなたもいらっしゃらない時間に宿の方にご了解を得て撮影したものです。
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