【入浴日】2020/9/7
この日は今井健太郎建築設計事務所最新作が誕生したとの事で「吉野湯」さんへ。
吉野湯さんへは、JR 平井駅下車、南口より左手の道を進みます。
道なりに進み、こちらの路地の先、一つ目の信号を左折。
駅から徒歩5分程で吉野湯さん着。
吉野湯さんは、今年「銭湯空間」を発売された今をときめくモダン銭湯建築の今井健太郎建築設計事務所の最新作として、この日リニューアルOPENされました。
「King of 坪庭」を目指したという3つの坪庭の造園は、植盛+uws entertainment
ペンキ絵は銭湯絵師 中島盛夫氏
私の場合、通常は混雑しがちなOPEN初日を避け、OPEN景気の落ち着いた頃にお邪魔するケースが多いのですが、この日は普段定休日の月曜日をリニューアルOPEN日とされた事、開店祝いで各クリエイターの方々とお会いできるかもという期待感もあって、OPENアタックで1h程前に現地到着。ご主人様がいらっしゃり、お伺いしたところ、快く中をご案内頂きました。どなたもいらっしゃらない中、浴室も撮影出来ましたので、その模様を交えながらご紹介させて頂きたいと思います。
コチラがフロント。浴槽風タイルのカウンターが斬新です。
ロビーはフロント左右にウイング上に伸びています。
もう片方のロビーからはメインの中庭が見られます。
こちらは中庭に出てロビー側を撮影したものです。綺麗ですよね。
ではここからは入浴レポートを含めて男湯からご紹介させて頂きます。
円形照明が特徴的な脱衣場の天井。ご主人によると調光・調色出来るそうです。
こちらは男湯脱衣場に面した中庭。こちらも新たに造園され見事です。
浴室入口には注意書きと炭酸泉の説明書き。
いよいよ浴室へ。
浴室正面には男女浴室に跨るセンター富士が鎮座し、入浴客をお出迎え。
心して沐浴で全身お清めし、まずはメインバスからライド温♨
メインバスは奥左手から座風呂、マッサージ風呂、電気風呂。お湯が少し黄みがかって見えるのは、井戸からの天然水に微量の鉄分が含まれており、酸化でこのような琥珀色になるのだとご主人様に教えて頂きました。現在分析中との事ですが、もしかしたら天然温泉かも知れませんね。そう思うと有難さ更に倍増!!
メインバスのお隣は広~い炭酸泉。36℃程の不感温帯。
琥珀色の湯とシュワシュワの炭酸に全身包まれ、蕩けます。
体も温まってきたところで、高温風呂(43℃)で体の芯まで温まります。
体がしっかり温まったところで水風呂(22℃)へ。琥珀色の水は肌をソフトに包んでくせになる心地よさ。色味からしても冷鉱泉*1に近い天然水を掛け流しているので、実はこの水風呂は源泉掛け流しに近い贅沢な風呂なのです。
この日は炭酸泉と水風呂を二度三度と温冷交互浴。
最後はレインシャワーの熱めのシャワーで流して上がりました。
湯上り後、汗が引くまで脱衣場で庭を眺めながら暫し休憩。
タオルを絞ったりする為の流しも金魚模様のレトロな仕様。ご主人様より、こちらは今井先生のこだわりの逸品なのだと教えて頂きました。
ちなみに今回はOPEN前に撮影させて頂いたので、女湯の景色も紹介しておきます。
正面ペンキ絵左下に2020.8.26ナカジマと雅号があり、こちらで銭湯絵師 中島盛夫氏の作品である事が分かります。
女湯の縁側にも可愛らしいデザインの坪庭がありますよ。
今回、OPEN初日という事で今井先生もお見えになっており、筆ペンで著書にサインも頂きました。
吉野湯の皆様、今井先生、良い湯と素晴らしい体験を有難うございました。
皆様もお近くへお立ち寄りの際は是非♪
*1:温泉法では湧出時の水温25℃未満の温泉を冷鉱泉と呼びます